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古美術品輸出入鑑査証明代行業務


日本美術の在り方と共に当店の考え方を御拝読頂いた上で御依頼下さい。


基本的に古美術品の海外への輸出には反対意見を伸べて参りました。

しかし、近年、業務進行の中で現在、海外で所有されている日本刀の錆びについて御相談を承る事が急増して参りました。

現代の日本国内で日本刀の在り方については色々な御意見もお有りかと存じます。
そのお声にも耳を傾けた上で必要業務と判断致しました。

現在、海外在住でお困りの方や、近年中に海外へ移住がお決まりの方、又、御興味がございましたら御拝読願います。

きっかけは震災後の日本人の海外移住が増加した頃から考えはじめました。
当店には海外へ移住するにあたり、お手元に所有されている古美術品の輸出を手伝ってほしいとの御依頼が急増致しました。

その当時は個々人様で御対応頂く案件かと思い、お断り申し上げて参りました。
しかし、近年、海外との取引も深まる中、歴史上所有者が他国に持ち込んだまま、その地に存在し続けている日本刀がある事、戦後、日本国内から海外へ持ち運ばれたものを含め、その数は未だに多く存在します。

そこで重点を置いたのは、日本刀にはメンテナンスが必要な事を第壱に申し上げます。

海外には日本刀専門の研師がおらず、その上、個人で行う打ち粉や刀剣油による手入れも行われてこなかった日本刀が錆びた状態で数多く存在します。

国により刀剣愛好家の中でメンテナンスが行われている地もございますが、基本的に日本古来から伝わる研ぎの技法ではメンテナンスは行われておりません。

又、残念な事に現代では機械で日本刀を研ぐような研師まで出現している有様で、これでは日本刀の所有者によっては無惨な姿、カタチへと変貌する一方で美術刀剣とは称せないものに成り果てます(現に日本刀をクレ○ザーで磨いたと自慢げに来店された御年配の顧客様は、その時点で出入り禁止とさせて頂きました)

国内でこのような現状を目にするぐらいですから、海外では尚更、手入れ方法も正しく伝わっておらず、私の元に送られてくる鑑定依頼画像は見るも無惨なものもございます。

そこで、海外にある日本刀の研ぎを手がけるにはどのようなシステムを組めば良いか検討致しました。

研師を海外へ派遣して欲しいとの御要望も有りました。しかし、これは失礼極まりないとお断り致しております。研ぎは1振り1〜2ヶ月かかります。
海外に出向いて仕上げられるのは、ほんの僅かというのが現実のお話です。
研師が移住しない限り数多くの日本刀を手がけるのは難しいでしょう。

始めは海外から日本へ…の目線で考えておりましたが、実際、国内でも日本刀への理解は日本刀ブームとは云え、少し異なる解釈の元、広がっている気が致します。

そうなりますと、日本刀に興味があり、正しく手入れを行い、敬意を持って所有される方の元に納めた方が本来の業務となると考えが変わってきました。

国籍を問わず、日本刀に詳しい方が多くおられます。
おそらく、そこら辺の日本人よりも詳しい知識を持った方は多く存在します。

そのような方は敬意の元「必ず将来刀を日本に戻しますから売って下さい」と、わざわざ海外から御来店される方もおります(その時点ではお断りしておりました)

売れたら良しとされるような業務は行っていない為、時にお客様の方で窮屈な想いもされたかと存じます。

基本に戻り、11周年を迎えることから業務追加として古美術品の海外への輸出入のお手伝いをさせて頂き、本来有るべき姿でいられる方の元に納める事を基本とし、古美術品輸出入鑑査証明代行業務を立ち上げようと、ここに至ります。

業務は当店と法律家の元、文化庁と教育委員会の規定に基づき行います。

これらを立ち上げる事により、一度、海外へ出てしまった刀の研ぎも行えると考えております。

又、同業者の方々の売買成立後の輸出も承ります。

銃砲刀剣類は銃砲刀剣類所持等取締法第14条の規定による登録を受けた銃砲刀剣類のみ古美術品輸出入鑑査証明代行業務を承ります。

以下の画像をクリックされますと凡その行程が記載してあります。

*画像クリックで拡大

御注意点として、国により日本刀の輸出が出来ない事もございます。
この場合は税関で没収されることもございます。

そのような事にならぬように御依頼された時点で相手国の規定を調査致します。
無理な出国手続きは行えませんので、当店が難しいと判断した場合は御依頼を受けられない場合もございます。
予め、御了承の程、お声掛け下さい。

他国の調査に時間を要する場合がございます。

調査の目安として2週間です。

研ぎの場合は研ぎのみで2ヶ月が目安です。
この他に、白鞘や拵等の制作も加わりますと納期が伸びますので、そちらも日数計算してから御依頼下さい(今日〜明日で行える業務ではございません)

場合によっては1年以上かかるような案件も生じます。

又、当店では研師は田村氏を御紹介致しておりますが、各都道府県の研師とも取引可能ですので、納品場所や、お客様の御都合に添って内容変更も可能です。

神奈川県以外からの御依頼の場合は詳細をメールで送って下さい。
その後、店主より判断した結果を御報告致します。

まずは、御見積書と共に、納品可能な期日や出国、入国が可能か不可能かを御確かめ下さい。

法律家は当店と長年お付き合いのある先生が業務進行致します。
既に所有されている古美術品の相続も共に行えますので、古美術品を譲渡された時等も御相談下さい。


解らない事がございましたらメールで内容絞り込み送って下さい。


*古美術品輸出入鑑査証明審査はお客様個人でも行えます。詳しくは文化庁のホームページに記載してありますので、そちらを御拝読頂き、個人では難しい場合は御相談下さいませ。


*基本的に日本郵便のEMSで輸送致します。送料はお客様の御負担となります。送料も御依頼時に凡その目安をお伝え致します。


*全ての業務内容を御電話でお問い合わせされるのは御控え願います。文化庁のホームページに記載がございますので、個人様で行う場合は、それらを基に進行して下さい。

*御依頼意思の無い場合でお問い合わせだけを繰り返される方は業務の妨げと判断し警告通知を送らせて頂きます。予め、御了承願います。