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古美術・骨董入門
「骨董」と言う語は古代中国に生まれ、雑多な物の代名詞でした。
後に古道具や古美術を指すようになりました。
雑多な物から長く役立ち、美しい物を選び出す(量ある物から質を選ぶ)
又、「美術」と言う語は明治より用いられました。それまでは美術と言う語は存在しておりません。明治より前は日常生活の中に「美」が存在しておりました。自然や人々の生活の中で生み出された必要不可欠な美を現代では美術品として称しております。
明治以降になりますと競って美しい工芸品が生み出されました。それらを『美術』と称し世界中に知られる事となります。
古美術・骨董品は古い物でなければ、その名に価しません。100年・200年…と時を経て生き続け人々の役に立ってくるには品物の本質的な価値と、それらを使用する人々の気持ちが無ければ、現在に存在しない事を念頭に置いて頂きたく思います。
大切に扱い、保管され、代々受け継がれ存在します。
物を愛し、大切にする心の持ち主がいて、それに相応しい物があってこその存在が古美術品です。
手に取りますと時代を経て同じ感性を持った先代の方々との触れ合いの時間が持てます。
美しい物は人間の心を確実に豊かにします。
それと同時に御自身の感性との出逢いも成せる事にお気付きになって頂きたく思います。
私が学生の頃ですが「本物は時代を越えて愛される」と授業中に気付かされました。それからと言うもの、私の目に止まる古美術品には深い情を感じる事が出来るようになりました。
人々の生活には様々な出来事が生じます。それらを傍らに現在に存在する古美術品は人々の手と意志によって守られてきた事に感動致します。
日本人として生まれ、日本に育ち、世界にも誇れる先代の技を後世にまで残して頂いた事に私も同様、勤めさせて頂きたく思います。
『古美術』とお聞きになりますと、尻込みしてしまうと言う方が大半かと思います。かつての私も「恐れ入ります」の気持ちで拝見させて頂いておりましたが(今でも、その心構えに変化はありませんが)考えてみますと、先代方の日常品です。
「拝見させて頂きます」と同時に『お預かり致します』の気持ちで店先におります。
次に、お持ちになる方へ出逢うまでの間、当店でお預かり致しております。
心豊かな日常を送られるよう、その方に合った物をご紹介させて頂いております。
お気に入りの一品が見つかりましたら、お気軽に、お声掛け下さい。


古美術店でのマナー

*「拝見します」と一声かけられてから御入店されると円満です。
*手荷物、特にリュックサックは店舗の用意したテーブルか椅子に置きます。
*指輪は商品を傷つけない為に外しましょう。
*長いネックレスは商品を拝見する時にぶつかるので外しましょう。
*首からかけたカメラは必ず外して下さい。商品に当たり破損します。
*手に触れる場合は店側に了承を得ること。特に蒔絵や古い仏像等の一部の物は素手で触れられない物があります。
*店頭に陳列してある物は購入するまで店側の所有物です。両手で扱うよう心掛けましょう。
*商品の欠陥部分を指摘し値引き交渉される方がおります。時代遅れの交渉ですので控えましょう。この場合、敬意を重んじる事とは真逆の行為の為、当店に限らず売買することをお断りする場合がございます。
*わからない事は店側に質問してから購入しましょう。購入後にお互いに嫌な気持ちにならないように必ず商談の中で疑問点は解決するよう心掛けて下さい。
*飲食をしながらの入店はやめましょう。特に酒類を飲んでいる場合は日を改め来店するようにしましょう。商品破損の恐れと正しい判断ができる状態で商談して下さい。
*店舗内で先に商談を行っている方がおられる場合は邪魔にならないよう心掛けましょう。御自身が商談中に横から他者が割り込まれた時の不快感をお考え下さい。

この他にも色々ございます。
基本的なマナーを把握されておられれば、何も問題はございません。

商品との向き合い方を背筋を伸ばしてお考え頂けましたら言動も伴うはずです。


古美術品を所有されるまでの経緯と、所有されてからの御自身の変化にも様々なストーリーが生じます。
信頼のできる店舗と末長くお付き合いされることをお薦め致します。