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御自身で出来る鑑定の仕方
古いものは全て手作りであり、手描きであり、人の手により創られたものであります。
…と、まず、そこに着眼してみて下さい。
手作りなのか、ど〜なのか…よく解らないと仰るかたは、こちらをお読み下さい。


器を出来れば両手で持ち、蛍光灯等、照明器具の明かりに照らします。
屋外でしたら太陽光でも構いません。



まずはじめに、現代に創られた皿が、こちらになります。

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器に照らされる光の輪が均一な円を描きます。

このような場合は大量生産品である事がほとんどです。


450.JPG


そして、2枚目は藍九谷の皿ですが、光の輪が乱れます。

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伊万里赤絵皿です。

こちらも2枚目同様、光の輪が乱れ疎らな部分が光を跳ね返します。


人の手により生み出されたものは、安定した円を生み出す事は難しいものです。



又、それでも解らない場合は横から直角に見て下さい。


453.JPG

真直ぐでは無い事が確認出来ます。


このように揃い組でしたら、尚更わかりやすいのが、手描きであるか、どうか。

数枚並べて、見比べる事によりわかります。


わかりやすい例えとして、こちらの人物を御覧下さい。

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言葉の自由を信じて・・・。


各オッサンが、別人である事がわかります。


時に太り、時に痩せ。

微笑む顔も微妙なニュアンスを醸し出すものもございます。


個人的に一番下のオッサンに

「お〜い、お茶くれ」

と、言われても、私は持っていきたくありません。

何枚目のオッサンならOK?

と、聞かれても・・・う〜ん・・・。


と、ふざけながらも


こちらの皿で、何人もの方々に御説明させて頂きました。

一番わかりやすい皿として、相変わらず店頭に鎮座しております。


このように手描きであるがゆえ、同じ構図を描いていても、微妙に違う筆の勢い等もお解りになられるかと思います。


当店で揃いをお勧めする理由は、前にも申し上げましたが、揃いで残された奇跡にも感謝の念が生まれますが、何よりも、鑑定しやすいのが、揃い組です。


お手元の皿等を見比べてみて下さい。

微妙に違う図柄に、絵師の奮闘を感じます。


又、店頭でよく皆様にお話させて頂いている事がございます。


同じ時代の物を言葉で表現する場合、


「ね?この時代は地味でしょ」


「ね?この時代は渋いでしょ」


と、個々人の言葉の概念により捉え方が変わります。



ですので、私の場合は、お客様に見比べて頂き、お客様が発した言葉に便乗します。


同じ物を御覧になられても『派手』と仰るかたもいれば

『華やか』と表現される方もおります。


ですので、こちらに記載した以上の見所を「教えて〜」

と仰る方はマンツーマンでお話させて下さい。


小学生が一番わかりやすい表現をします。


「うわ。へたくそ」

「これ可愛い」


以上



何より直感力がものを言うかと思われます。






古美術品に限らず、美術品は時代や作(出来栄)により評価も異なります。


わかりやすく申しますと、同じ画家が描いた作品でも評価は異なります。

とある画家の作品が2点あるとします。

その画家は猫で有名な画家です。

と、されると、猫の絵の方が高額となり、

仮に、もう一枚の絵が風景画だとします。

同じ画家でも、猫と風景画ではサイズ(号)が同じであれ価格は異なります。



古美術品とされる古いものにも『例外』がございます。

その例外を求めておられる方は想像以上に多く、

その例外品は他とは違う価格が付けられる事もございます。


ですので、

『あ〜、この人、良い人そう・・・』

と思っても、違った目線から対象になる人物を無意識に観察していると思います。

それと、すこ〜しだけ、似ているようにも私は感じます。


ダメだし得意な御年配者の方々がおりますが、


この場合は、ダメだしすればする程『欲しい』と仰っているものです。






ここが、人間の心理の面白い所でもございます。







・・・ですが、ダメだしは程々が良いですよ。


店主のスイッチがONになり

商談見事パーッとなる場面にも、多々遭遇しておりますので。


他のお店でも同じです。


程々となる言葉を選び、礼で始まり礼で終わる・・・。

古美術商の方々は

胸を張って店頭に選び抜いた品々を並べております。


どうぞ、他店に行かれる時も、指輪を外し、拝見させて頂くと言う気持ちで。


当店のお客様でしたら、礼儀知らずはおりませんので、言う事無しですがね♪



各店舗の店主も人間鑑定は本能的にしているものです。