カテゴリー  
コラム(198)
お客様の声(106)

ホームページへ戻る
三ツ鉢
420.gif
画像整理しておりましたら・・・

鎌倉の料理人さんが「いいね〜」と褒めてくれた画像を発見。

調度一年前ですね。

ひなまつり用の皿を受取にきた際、なにげなく置いておいた野菜に「うちもコレやろ〜」と仰っておりました。

こちら確か金継師さんの畑の野菜。

赤絵の鉢にドッサリ入れただけです。

なんとなく雰囲気が良かったので、そのまま店先に置きっぱなしだった記憶が…。

千葉県のお客様も、これを真似て鉢を御購入されてました。

一年前の画像が山ほど出てきたので、しばらく見ておりましたが懐かしい器がたくさんあり、画像整理しなくてはならないのに…只今、また残業中です。
最近、残業多い・・・とほほ・・・。



上の写真は、三ツ鉢の中でも一番大きいサイズの鉢です。

三ツ鉢とは、このように重ねて収納出来るようになっております。

(上の写真の物とは異なります)
421.JPG
大中小の各サイズで使い分けて頂けるので、主婦の方には人気のある器です。

煮物や、サラダ、パスタ等、色々とお使い頂けます。

昔の方も、よくお使いに成られたのではないでしょうか?

よく1つだけ(単品)というのは見かけますが、3つ揃っていると雰囲気も違いますね。

よく使うものだからこそ、揃いでお持ち頂きたいお品です。

さて、私得意の鑑賞(見所)をツラツラと書いていきます。

422.JPG

大・中・小と、さらりと申し上げましたが、この大きさの異なる器に同じ絵付けをする技術ですが、繊細な観察力と根気がいる作業だと思われます。

こちらの鉢は3つの扇形に別れた、それぞれの窓に松竹梅が描かれております。

そこに御目出度いとされる鶴を描くことにより静と動が上手く調和しております。

鶴の配置だけでも違った雰囲気になる事を絵師は計算していると思われます。

又、脇に描かれている帯をおもわせる柄の部分ですが、ほどよい配色で、目線を松竹梅の描かれている方へ向ける効果があります。
もっと計算されていると気付くのは、中央に盛付けた料理が栄えるよう華やかな色を用いており、朱と緑色の色の効果は嫌みが無く自然に料理と馴染みます。

江戸時代に比べて、現代は様々な料理が日本国内にはございますが、世界中を見渡しても、色の調和を考え抜いているのは日本料理ではないでしょうか?

色々な他国文化をアレンジする事が得意とされる日本人は、こちらのような長きに渡り受け継がれてきた器を活かす知恵はたくさんあるかと思います。

個々人により食欲のわく盛付け・配色はあるかと思いますが、世界中の料理を見渡しても、繊細な心遣い、もてなしが伝わる食は、群を抜いて日本食と感じるのは私が日本人だからではないと思います。

器の鑑賞として作り手と受け継いだ方々を想像すると、もっと楽しみが広がるかと思います。

まずは生活に馴染み、活かせる器をお選び頂くには、好み優先ではございますが、使いやすさにも着眼して頂けましたら選択肢が決まるかと思います。


余談ですが、私が学生時代に両親共々入院と言う時期がございまして(笑い話ですが)急遽、妹、弟のお弁当を作らなくてはならなかった経験がございます。

その時に言われた「おね〜ちゃんの弁当、茶色ばっかり」と言うパンチのきいた感想から、やたらとパセリ等の添え物に着眼するようになりました。

それを経て、しばらくしましたら「あ〜、お皿だ」と気がついたのは、手抜き料理代表、湯豆腐を出した時でした。

そこから、なにやら凝りはじめた私は九州家族旅行の時に伊万里で見つけた皿ばかり使う変な子となり、今に至ります。

そんな訳で、料理は見た目も大事、大事、大事であり、ごまかせる所、多々ございますよ。