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横浜市 O様 1
Oです、昨日は遅い時間にお邪魔いたしました
交通費(笑!?)まで頂いてしまい恐縮至極でした m(_ _)m

間の悪いことに家の前で隠し場所を物色?してるところを
家内に見つかり、サプライズ計画は砕け散りました (-_-;)
でも喜んでくれましたよ!


以前、「お客様の声」コーナー新設にあたり
投稿を誘っていただいていたのに、自らの遅筆、乱筆に萎縮し
送りそびれていました。今日、2点分の投稿をしますね。


○11代今泉今右衛門の水差し
(訂正→十代)
296.JPG

家内と散歩中、網にかかるように店内に吸い込まれてしまい、
まさに奇跡的な邂逅を果たした一品でした。
それまで12代、13代は所有しておりましたが、
11代にはどうしても巡り会えませんでしたから。

297.JPG明治初期の激動期に今右衛門窯の伝統を絶やさぬよう、
一介の陶工として渾身の思いを込めた造形と彩色、
一見、柿右衛門と見まがう、命芽吹く「初春」の情景は
彼が抱いたであろう未来への決意と重なるようです。
(そういえば「箱書き」には柿右衛門作とありましたね)

家内も左右に飛び交うウグイスの可愛いらしさに
一目惚れし、何の小言?も挟まず即時の購入を
認めてくれました。山崎さんもその時の夫婦漫才みたいな
やりとりを見て、爆笑されてましたね。

購入したのは数年前ですが、今も座右の「器」として
いつも目の中に入る位置に置いて愛でています。
あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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上記:訂正箇所

11代→10代 今泉今右衛門(代が古くなる分には御報告しやすく助かりました)


数年前になりますが、御近所に住まわれていらした頃に、Oさんと奥様が仲良く御来店された事は鮮明に覚えております。
御夫婦でいらして同じ物に目が行くというのは、なかなか無い事でして、好みまでもが同じという、何とも仲睦まじい御夫婦で印象的でした。
Oさん御夫婦には、それ以降も大変お世話になりました。
しばらくの間、関西へ引っ越されていらしたので、お会いできずにおりましたが、先日久しぶりに「Oです!」と威勢良く笑顔で御来店して頂きました。


300.gifこちらの水差は、箱書きが柿右衛門でしたね。
前の持主が箱を間違えたと思われます。

私の手元にございます近代歴代今右衛門には、十代今右衛門 錦 花鳥文手付瓶 H14.2cm
とされております。

以下 本文の一部を転記

17世紀末の輸出用ボトルにヒントを得た作品。
器体は薄作りで非常に軽くロクロ技術が高いことを示す。
図柄はこんにち柿右衛門様式と呼ばれている江戸中期の輸出用のデザインである。

こちらは店を立ち上げて間もなく、私の元へ来た水差で、奥様方からも非常に評判も良く、図柄からしても日本人好みであり、白地を生かした構図が品のある空間を演出している作ですね。

胴の丸みが柔らかく、首にかけての立ち上がりが真直ぐに伸びる様子から、本の中でもロクロ技術を称えていると思われます。

口も優しく摘まみ上げたような曲線を描いており、注がれる水も細く緩やかに落ちます。
(店先で何度も水を入れていたので覚えております)

目で見る美と、使い心地にも美が宿る逸品です。

Oさん御夫婦の元で、既に数年の時が過ぎましたが、これからも末永く御愛用して頂けたら幸いです。

店主拝