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6周年を記念して『卵殻菖蒲金蒔絵小箪笥』
過去、お声掛けの多かった逸品の写真、第二弾です。

所有者のUさん(女性)にも、御了承を頂きました。

「今一度、拝見したい」と申し出が多かった

『卵殻菖蒲金蒔絵小箪笥』江戸後期
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たくさんの女性を魅了しましたね。
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菖蒲が施されております。
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少し剥がれ箇所もございましたが柄により目立ちません。
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「あ〜!これ!これ!」と、御覧になりながら、おもわず口にする方も多いと思います。

嫁入り道具として造られたと思われる、こちらの小箪笥の取手部分は上から
「ざくろ」「松ぼっくり」「茄子」が。

おそらく「子孫繁栄」の御説明をさせて頂いたかと思います。

実をモチーフにした物は、日本美術には多く用いられ、子孫繁栄や実り多き事に幸を感じる国柄が現れていると思います。

白く見える箇所は『卵の殻』です。

それと金・朱・黒の蒔絵で描かれた菖蒲は、なんとも伸び伸びと描かれており、画才を感じる逸品でした。

白(卵の殻)を用いた蒔絵は、6年間で、こちらのみです。

店に陳列してから数日間。

女性客が入店するや否や「可愛い〜♪」「綺麗〜☆」「凄いですね…」の一言祭。

『卵の殻』←私の人生で、こんなにも「卵の殻」と言うフレーズを発したのも、この逸品が店頭にあった僅か数日間だけかと…。

「え〜!凄い!卵の殻〜?」

と、誰もがルーペ片手に拝見。

いつもは「手に取って御覧下さい」と笑顔の私も

「絶対に素手で触らないで下さい」と言い続けた逸品。

男性の方も「おお〜。なんだ?凄いね。品が良いね〜」と、拝見し、外へ出て、奥様に電話をかけた方もおりました。
(ただ説明が悪かったようで「卵の殻が貼ってあると話したら、うちのが全然わかってくれない」とショボンと戻ってきた事もありましたね。Mさん。貴方の事ですよ)

こちらも「欲しかった〜」と仰る声が聞こえてきますが、もう一度、拝見したい逸品を常連さんに聞きますと「卵だね〜」と、圧倒的に多かったお品です。


所有されたUさんも「毎日、大切に大切に拝見させて頂いております」と仰っておりました。

Uさんの、あの時の一言も忘れません。

「こちらも…宜しければ、うちに…宜しいですか?」

と、はにかみUさん。

「もちろんです!ありがとうございます!!!」

と元気過ぎる程、御返事した私。

良い方の元で納まり、ホッとした逸品でございました。

6年間…。

思い返すとまだまだございますが、本日、御紹介した2品は、過去、最も問い合わせが多く「うわ〜。売れちゃったの〜」と、肩をガックリ落とした方が多かった逸品でございます。

また、皆様のリクエストお聞かせ下さい。
(得に聞いて回っておりませんが、このような話になると思い出す品の御紹介でした)

皆様、懐かしかったですね〜。

私も、懐かしかった〜。

ではでは。

明日より6年目。歩みはじめます!


店主拝